愛犬のぷにぷにしたかわいい肉球。
撫でてあげるとうっとりして、それがまたかわいくもあります。
しかし、肉球は愛らしい見た目とは裏腹に、重要な役割があります。
そして、大事な部分だからこそ、トラブルを避けるためにしっかりとケアをしなければいけません。
今回は、愛犬の肉球にどんなトラブルが起きるのか、そして、それを防ぐための【3つの肉球ケア方法】についてご紹介します。
肉球の役割
肉球は、他の皮膚と同じように【表皮】【真皮】【皮下脂肪】で構成されています。
そして、他の部分よりもたっぷりと脂肪が詰まっているため、特徴的なぷっくりとした形になっています。
まずは、そんな肉球にどんな役割があるのか、ご紹介します。
クッション性
ぷっくりとした肉球はクッション性に優れているため、愛犬が歩いたり、走ったりしたときの衝撃を吸収できます。
体温調整
全身にエクリン汗腺がある人間とは異なり、犬のエクリン汗腺は肉球と鼻にしかありません。
そのため、肉球は体温を調整する役割もあります。
【2つの汗】
私たちや犬などの哺乳類は2種類の汗腺を持っています。
- エクリン汗腺…99%が水で構成された汗が出ることで、体温調整ができます。
- アポクリン汗腺…こちらから出る汗は、皮脂と混ざり、肌や髪などの保護膜になります。
ブレーキやすべり止め
肉球の表皮は、スパイク状になっているため、ブレーキやすべり止めの効果があります。
センサー
肉球は直接地面と接しているため、温度や振動などの情報を感知するセンサーでもあります。
肉球に起きるトラブル
重要な役割がある肉球ですが、皮膚がむき出しになっているため、トラブルが起きやすい部分ともいえます。
肉球にどんなトラブルが起きるのか、ご紹介します。
ケガ・やけど
路面に落ちている金属片やガラス片、トゲなどを踏んでケガをしてしまうことがあります。
また、夏場の熱い路面を長時間歩くことで、やけどをしてしまう可能性もあります。
乾燥
散歩中の摩擦や、シャンプーのし過ぎで、肉球が乾燥してしまうケースがあります。
乾燥をそのまま放置しておくと、ひび割れなどにつながってしまいます。
指間炎
雑菌やアレルギーなどによって、指の間や肉球の間などに炎症が起きることがあります。
3つの肉球ケア方法
色々なトラブルが起きるかもしれない肉球。
そんな大事な肉球を、どんな風にケアすればいいのか、ご紹介します。
洗い過ぎない
毎日の散歩のあと、丁寧に洗い過ぎてしまっていないでしょうか?
実は、ゴシゴシ洗ってしまうと表皮が痛んで、乾燥しやすくなってしまいます。
そのため、濡れたタオルやウェットティッシュなどで、優しく拭くことをおススメします。
また、犬の皮膚は人間の皮膚と比べて薄くて繊細です。
シャンプーをする場合、人間用のシャンプーだと刺激が強すぎるため、犬用のシャンプーを使うようにしましょう。
保湿
乾燥したまま放置しておくと、ひび割れなどが発生してしまう可能性があります。
優しく拭いたあとに、肉球クリームを塗って保湿をしましょう。
塗りやすいスティックタイプの肉球クリーム
観察と肉球マッサージ
肉球クリームを塗っているときなどに、愛犬の肉球をよく観察して、ケガをしていないか、赤みがないか、などを確認してください。
問題なければ、やさしく親指で肉球を押してマッサージしていきましょう。
人間の足裏と同じように、肉球にはたくさんのツボが集中しているため、疲労回復やリラックスなどの様々な効果が期待できます。
まとめ
ぷにぷにしているため、ついつい触りたくなってしまう肉球。
そんな肉球は、かわいい見た目とは裏腹に、とても大事な役割があります。
しかし、色々なトラブルが起きる可能性もあるため、ケアが重要になってきます。
しっかりと肉球のケアをして、愛犬が元気よく過ごせるようにしましょう!
散歩後に、肉球クリームを塗って、肉球マッサージをされるRinの様子を“YouTube”にアップしました!
肉球マッサージでうっとりするRinの様子を、ぜひご覧ください!
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