休日の朝、自分の部屋でのんびりしていると、こんなお客さんが訪れます。
元気よく吠えていますが、どうやら「散歩に行こ!」と訴えているのだと思います。
この“吠える”という行為は、犬にとって自然な行為になります。
しかし、私たち人間にとっては、時と場合によって“無駄吠え”となってしまいます。
今回は、“犬が吠える理由”と、“無駄吠えのしつけ”をご紹介します!
無駄に吠えているわけではない?
犬にとって吠えることは、自分の意志を伝えるためのコミュニケーションの一つになります。
そのため、吠えること自体は“自然な行為”であり、犬にとって“無駄吠え”ではありません。
しかし、飼い主がストレスを感じたり、近隣の住民に迷惑をかけてしまったりするぐらい吠えている場合は、しつけが必要になります。
犬が吠える理由
日々の暮らしの中で、愛犬が色々なタイミングで吠えているのではないでしょうか?
まずは、どんな理由で愛犬が吠えるのか、ご紹介します。
要求
「散歩に行きたい」、「ゴハンを食べたい」、「遊びたい」など、自分の要求を伝えるために吠える行為になります。
威嚇・警戒
自分の縄張りに見知らぬ人が侵入したときなどに吠えるのは、相手を威嚇し、周囲に警戒を促すための行為です。
ストレス
運動不足やコミュニケーション不足などによって、ストレスを抱えていると、吠えやすくなってしまいます。
喜び
飼い主が帰宅したときや、散歩中に知っている人に会ったときなどに嬉しくて興奮し、吠えることがあります。
遠吠え
サイレンなどに反応、他の犬への合図、縄張りの主張など、遠吠えには様々な理由があります。
注意しなければならない吠え方
普段、ほとんど吠えない愛犬が吠えている場合は注意が必要になります。
なぜなら、病気やケガによって身体に痛みを抱えているため、吠えている可能性があるからです。
愛犬が急に無駄吠えをやり出した場合は、獣医に相談することをおススメします。
また、高齢に伴い認知症が始まると、吠え出すケースもあります。
無駄吠えのしつけ
吠えることは“自然な行為”ですが、時と場合によっては大きな問題になってしまうため、しつけが必要になってきます。
愛犬の無駄吠えを抑えるために、どんなしつけをすればいいのか、ご紹介します。
無視する
無駄吠えのしつけの基本は、“無視”になります。
愛犬は吠えることで、様々な要求を訴えてきます。
それに応えてしまうと、愛犬は「吠えれば叶う」と覚えてしまい、吠える行為がどんどんエスカレートしていきます。
逆に、静かになったらオヤツを与えたり、褒めたりして、「静かにすれば叶う」と、愛犬に覚えさせる必要があります。
愛犬の意識の書き換え
「吠えれば叶う」→「静かにすれば叶う」
愛犬を無視するのは大変心苦しいことですが、グッと我慢して、静かになるのを待ちましょう。
落ち着いた環境を作る
愛犬が普段いることが多いハウスやケージなどが、落ち着かない場所にあると、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。
愛犬のハウスなどは、玄関や窓から離れたところに設置して、外の雑音が気にならないようにしてあげましょう。
ストレス解消する
人と同じように、犬もストレスを感じます。
そして、ストレスが溜まると、吠えやすくなってしまいます。
元々、狩猟のために走り回っていた犬にとって、運動不足は大きなストレスの要因になります。
毎日の散歩によって、愛犬のストレスを解消させるようにしましょう。
無駄吠え用防止の首輪
ネットなどで、【無駄吠え防止用の首輪】を見かけることがあります。
こちらは、愛犬が吠えたときの音や振動にセンサーが反応して、微弱な電流が流れることで、無駄吠えを抑制する首輪になります。
しかし、この方法は、愛犬に強いストレスを与えてしまったり、信頼関係が築けなかったりする恐れがあります。
実際に、動物愛護の観点から、この首輪を禁止している国もあります。
まとめ
犬にとって、吠えることは“コミュニケーション”であり、“自然な行為”でもあります。
しかし、時と場合によっては、大きな問題になってしまうため、しつけが必要になってきます。
無視をしたり、環境を整えたり、散歩に行ったりして、愛犬が無駄吠えをしないように、きちんとしつけをしていきましょう!
我が家の愛犬ペキニーズRinが、元気よく「散歩に行こ!」と吠えている様子を“YouTube”にアップしました。
気まぐれなRinの日常を、ぜひご覧ください!
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