「七草粥」とは、1月7日に食べる料理です。
正月明けによく耳にするため、何となく知ったつもりになっていましたが、実際に食べた記憶がないことに気がつきました。
正月には、おせちやお雑煮を食べますが、その後、慌ただしく仕事始めを迎えてしまうため、七草粥を食べることなく時が過ぎ去ってしまいます…。
今回は、そんな七草粥について調べたいと思いますが、愛犬のRinも一緒に食べることができるのか、についても調査していきたいです!
七草粥とは?
1月7日は「人日(じんじつ)の節句」と呼ばれ、端午の節句や七夕の節句と同じく、中国から伝わった「五節句」の一つになります。
唐の時代、中国では人日の節句に「七種の野菜の汁」を食べて、無病息災を願っていたといわれています。
また、日本には「若葉摘み」という、冬に雪の間から出てきた新芽を摘んで食べる風習がありました。
平安時代に「五節句」が日本に伝わり、「若葉摘み」と融合して、「七草粥」を食べるようになったとされています。
七草の種類
- せり(別名シロネグサ)
- なずな(別名ぺんぺん草)
- ほとけのざ(別名コオニタビラ)
- ごぎょう(別名ハハコグサ)
- はこべら(アサシラゲ)
- すずな(カブ)
- すずしろ(ダイコン)
七草粥に含まれる野菜や野草には、ビタミンやβカロテン、カルシウムなどが含まれています。
また、整腸作用や高血圧を予防する効果があるともいわれています。
七草の入手方法
正月明けのスーパーなどで、「七草粥セット」を販売しています。
また、なずな、ほとけのざ、ごぎょう、はこべらの4種は、土手や野原に自生しているのを採取することも可能です。
愛犬も七草粥を食べて大丈夫なのか?
結論からいうと、愛犬が七草粥を食べても問題ありません。
しかし、与える際にいくつかの注意点があります。
愛犬に七草粥を与える際の注意点
愛犬が甲状腺機能低下症の場合
七草の中には「アブラナ科」の植物も含まれています。
アブラナ科に含有される「ゴイトロゲン」という成分は、過剰に摂取することで甲状腺ホルモンの分泌を阻害してしまう可能性があります。
そのため、愛犬が甲状腺に異常がある場合は、医師に相談しなければなりません。
アレルギー反応の有無
七草粥の材料の中には、愛犬が初めて食べるものも多いと思います。
まずは少量を与えて様子をみて、身体に赤みが出たり、かゆがったりしていないかの確認をすることが重要になります。
異常が出た場合は、ただちに与えるのをやめて、動物病院に連れていくなどの対応をする必要があります。
与えすぎない
愛犬のメインのゴハンはあくまでドッグフードです。
美味しそうに食べるからと、七草粥を与えすぎてしまい、「ドッグフードを食べなくなってしまった」ということにならないようにしましょう。
また、犬は基本的に肉食動物と考えられているので、野菜の消化が得意ではありません。
そのため、七草を細かく刻んで、よく熱を通し、消化しやすくすることも大事です。
味付け
人間用の七草粥は塩などで味付けをします。
犬にとっても塩分は必要な栄養素になりますが、与えすぎると体調不良を引き起こすことにつながります。
また、濃い味に慣れてしまうと、普段食べているドッグフードを薄味と感じてしまい、食べなくなってしまう可能性もあります。
実食!
七草に、小松菜とRinがいつも食べている鶏肉を加えてみました。
材料を細かく切って、しっかりと火を通しました。
食べてくれるでしょうか?
残念ながら、食べてくれませんでした…。
大好物の牛肉をトッピングして再度チャレンジ!
今度は食べてくれました!
七草粥効果で今年一年、無病息災であることを願います。
今回の様子をYouTubeにアップしています。
ぜひ、こちらもご覧ください!
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