「職場の女の子にお土産を買ったら、何だか妻の態度がおかしい…。」
このような“不可解な事態”を経験したことはないでしょうか?
本人に確認することは怖くてできませんが、もしかしたらこれは“嫉妬”が原因かもしれません。
誰しもが起こり得る“嫉妬”というネガティブな感情。
どうにかうまく処理したいものです…。
ところで、私や妻だけでなく、我が家の愛犬ペキニーズRinも
「嫉妬しているのでは?」
と思える行動を取ることがあります。
その中には、かわいい行動もあれば、ちょっと困る行動もあります。
今回は、愛犬も嫉妬するのか、嫉妬したときの4つの対応方法について紹介していきます。
愛犬も嫉妬するのか?
人間と同じように、犬も嫉妬すると考えられます。
嫉妬をしてしまうのは、【優越の錯覚】と呼ばれる心の働きが大きな要因である、とされています。
【優越の錯覚】は、「自分は平均より優れている」と感じる錯覚になります。
この錯覚があることで、自分より下と思っている対象が、自分よりも優遇されたときに嫉妬という感情が発生します。
この【優越の錯覚】は、人間以外の動物にも存在する可能性があるため、愛犬も嫉妬すると考えられています。
愛犬が嫉妬する対象
飼い主のことが大好きな愛犬。
それ故に、飼い主の周りのものが嫉妬の対象になる可能性があります。
恋人や友人
まず、愛犬のテリトリーに来客が侵入しているため、愛犬が警戒している状態になっている場合があります。
そこに、飼い主と来客が親密にしている様子を愛犬が見ることで、愛犬が警戒に加えて、嫉妬をしてしまう可能性があります。
新しい家族
赤ちゃんやペットなどの新しい家族に、愛犬が嫉妬をする可能性があります。
いままで自分が一身に受けていた飼い主の愛情を、新しい存在に取られてしまった、と愛犬が思うことで嫉妬心が生まれます。
ぬいぐるみ
2014年、アメリカのカリフォルニア大学の研究チームが、犬の嫉妬のついての実験を行いました。
その実験は、犬のぬいぐるみなどが使用されました。
飼い主が犬のぬいぐるみをかわいがると、80%以上の犬が、飼い主とぬいぐるみの間に入ってくる、などの行動を起こしました。
このことから、対象がぬいぐるみであっても犬は嫉妬をすることがわかりました。
愛犬が嫉妬したときの行動と問題点
愛犬が嫉妬したときには、様々な行動を見せることがあります。
その中には、かわいい行動もありますが、中には問題行動になってしまうものもあります。
飼い主に甘える
飼い主に構ってもらうため、飼い主と嫉妬の対象の間に割り込んだり、飼い主の身体をなめたりする、などの行動を取る可能性があります。
嫉妬の対象を攻撃
嫉妬の対象に対して、吠えたり威嚇したりすることがあります。
エスカレートして、噛みついたり、振り回したりする恐れもあるため、赤ちゃんなどが嫉妬の対象の場合、特に注意する必要があります。
トレイを失敗する
いつも問題なくできているトイレをわざと失敗して、飼い主の気を引かせようとすることがあります。
メンタル疾患
私たちと同じように、愛犬も嫉妬のストレスによって、うつ病などのメンタル疾患に陥る可能性があります。
嫉妬したときの4つの対応方法
愛犬が嫉妬することで、思わぬ事態につながってしまう可能性があります。
そんなことにならないように、愛犬の嫉妬を解消させるための方法を4つ紹介します。
愛犬をかわいがる
新しい家族が増えたときなどに、家族間の順序が変わってしまったと愛犬が錯覚することで、嫉妬心が生まれる可能性があります。
そんな場合は、しっかりと愛犬をかわいがり、順序などに変わりないことを理解してもらう必要があります。
ストレスを解消させる
私たちと同じように、嫉妬することで愛犬は大きなストレスを抱えてしまいます。
そのストレスを解消させるには、運動や散歩が有効です。
また、同時に愛犬とコミュニケーションをとれるため、愛犬のメンタル面を安定させる効果も期待できます。
嫉妬の対象から遠ざける
赤ちゃんや他のわんちゃんなどの嫉妬の対象から遠ざけることで、愛犬を落ち着かせます。
正しい方法で叱る
問題行動を起こした場合、すぐに愛犬を叱るようにしましょう。
その際には、短くてわかりやすい言葉で叱る必要があります。
また、一度だけでは理解できない可能性があるため、問題行動を起こすたびに叱らなければいけません。
ただし、叱られることで愛犬が落ち込んでしまう可能性があります。
そのため、叱ったあとはたっぷり遊んで、たっぷり褒めてあげましょう。
まとめ
私たちと同じように、愛犬も嫉妬してしまいます。
その結果、様々な行動を起こしますが、その中には問題行動となるものもあります。
愛犬も動物である以上、“嫉妬”という感情から逃れることはできないかもしれません。
しかし、愛犬の嫉妬心を抑えるための適切な対応を取ることで、愛犬が健やかに暮らせる可能性があります。
我が家の愛犬ペキニーズRinが【お利口さんな看板犬】に嫉妬したときの様子をYouTubeにアップしました。
ぜひ、こちらもご覧ください!
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